2019年04月02日

喋れるようになりたくて、連絡先を全て消去

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私は喋れるようになりたくて、知り合いの1人もいない環境を選び家から少し遠い高校へ通っていた。
私の事を“喋れない子”だと知っている人がいない所では喋る事ができた。
本当に喋れるようになりたくて、もう喋れなくて辛い思いをしたくなくて、高校では失敗したくなくて。
高校に入る時、「喋れない自分を忘れるため」「喋れない状況を避けるため」に中学までの知り合いの連絡先を携帯から消し連絡をとらないようにした。
もし中学までの友達と遊ぶ事になったりしても、高校では喋れてても中学の友達と会ったら喋る事ができない。
メールをしてても相手は“喋れないひかりちゃん”として扱ってくるし自分も“喋れないひかりちゃん”としてメールしてしまう。
正直この時にした事は少し後悔しているけど、当時はそこまでしてでも喋れない子に戻りたくなかった。

高校1年の夏、たまたま電車の中で中学の部活の先輩に会った。
中学の時はとてもお世話になり、私は喋れなかったけどすごく仲良くしてくれた。
すごくお世話になったのに絶交みたいな事をして心苦しかった。
先輩は私の事を見つけると凄く嬉しそうに話しかけてきた。
私も嬉しかった。
もう一生会えないんじゃないかと思っていた。
喋れるようになったから色々お話ししたいと思った。
先輩は中学の時のように私に「はい」か「いいえ」で答えられるような短い文章で話しかけてくれる。
私は喋れなかった。
学校で喋れるようになったのに、大好きな先輩と話せない。
すごく悲しい。
私は中学の時のように首振りや頷きで返事をした。
視線を感じて視線の先をチラッと見たら近くにいた知らないお姉さんがすごい顔してこっちを見ていた。
先輩だけしゃべってて私が声を出さずずっと首振りで返事をしてるのがおかしかったのだろう。
怖かった。恥ずかしかった。悲しかった。悔しかった。いろんな感情が一気に湧いてきた。
私だってわかってる。
人から見れば変なやつだ。
どうにか声を出して返事をしようと思ったが本当に声が出ない。
喉に蓋をされているようで頑張って出そうとしても本当に出ない。
私が私自身と格闘しているうちに電車は私が降りる駅に到着した。
先輩が気づいて「降りる?」と言ってくれて私は頷きで返し、先輩は次の駅まで乗っていくとの事で手を振ってお別れした。
この時連絡先を聞けなかったので先輩とは連絡も取れないしこの時から一度も会っていない。



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posted by ひかり at 14:20| Comment(0) | 高校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月24日

場面緘黙症 喋れない時代なら諦めていたけど助けられた話。ノート提出日。

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高校三年生の理科の授業にて。
今日はノート提出日。
ハサミとのりでノートにプリントなどを貼ったりしたものを提出する。
私はノートが完成していなかった上にこの日はハサミとのりを忘れてしまいノート提出を諦めるつもりだった。
ノート提出の前に最後の作業時間が与えられた。
周りは作業していてすごい静か。
私はぼーっとしている。
先生がまわってくる。
何もしていない私に、先生「どうしたんだ?作業しないのか?」
私「あの・・・今日忘れてしまって・・・」
先生「教科書忘れたのか、それは減点だな」
私「教科書じゃなくてハサミとノリ・・・」教科書を慌てて机から出す。
先生「ハサミなんて友達に借りればいいじゃないか、友達いないのか?」
先生去る。
友達いないんだよな・・・。
ああ、どうしよう。
固まっていた私。
その様子を見ていた後ろの席の子が「ノリ貸してあげる」
あああああ「ありがとう・・・」
借りちゃったよ貸してくれたからやらなきゃ。
ハサミもないの。
後ろの席の子に「ハサミ持ってる?」と聞いてみた。
後ろの席の子「ハサミはないのごめんね」
うーんどうしよう。
ノリ借りてハサミないから提出できない?ノリ貸してくれた後ろの子に悪いし。
手でちぎって切る?汚いとか何か言われそうだし。
しばらく固まった後、前の席の子をトントン。
私「ハサミ貸して欲しい」
前の席の子「どうぞこんなのだけど」
コンパクトなハサミを貸してくれた。
使いづらかったけど借りてる身、文句は言えない。
私は震えながらノートを作った。
そんな感じで無事提出物を仕上げることができてノートを提出できた。
そして貸してくれた子たちに半泣きで「ありがとう」と返した。

高校からは学校でなんとか喋れていたがあまり喋らないせいで友達が少なかった。
後ろの席の子の優しさで、勇気を出して自分から人に話しかけることができてピンチの乗り越え方も学んだ気がした。


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posted by ひかり at 22:43| Comment(0) | 高校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月21日

「あって言ってみて」掃除当番で失敗

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小学校4年生の時の掃除当番でのお話。
図工室での掃除当番。
図工室の掃除の項目に机を拭くというのがあった。
私は机を拭いたのか拭いていないのかが気になって机の近くで雑巾を持っていた年下の子に拭いたか聞こうと思った。
目があった時に口パクで、「拭いた?」
場面緘黙で学校で喋れない状態だったため聞きたいけど喋れない。
でもどうにかしないとと思い口パクになってしまった。
一学年下の子だったので私が喋れない事を知らないので喋れそうだと思った。
机を挟んでの口パクだったのでたまたま声が届かなかったと思われるなら口パクでもなんとか聞けるかも?と思った。
相手の子は驚いた顔で「えっ?」と言った。
私は(ああ、そうだよね。通じないよね。)と思い(ああ、なんでもないよ。)の意味で首を振ってその場から逃げた。
すると、その子は周りの子に「あの子声出ないの?口パクで何か言われたんだけど。」と話し始める。
うわーやってしまった。
私より二学年上の子が私のところにくる。
「ねえ喋れる?声出ないの?あって言ってみて。うでもいいから。おでもいいよ。」
図工室にいた人がみんな集まってくる。
無理。
「あって言ってみて」って言われて言えるわけがない。
言ったところでまた騒がれる。
言いたくても出てこない。
私は頭の中がぐちゃぐちゃになって固まる。
少しして掃除の時間が終わり、みんなが私から離れて片付けをして終わりの挨拶をして解散になった。



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posted by ひかり at 01:18| Comment(0) | 小学校中学年(3~4年生) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月19日

場面緘黙 電話のかけかたが分かってきた

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育児2人目にして病院への予防接種の電話のかけかたが分かってきた。

子供の予防接種を受けるのに私がいつも受けに行っている病院では予防接種を受けたい日の当日に電話で予約してくださいと言われている。
ここに行っている理由は“家から近いから!”
他の病院ではあらかじめ接種の日にちが決められていたりするところもあるみたいです。
「この日から受けられますよ」という事は教えてくれるけど子供の体調等見て当日に受けるか受けないか決められる所はいいと思います。
しかし!私は電話が本当に苦手!というか無理!
このブログをいつも見てくれている人や私の事を知っている人は場面緘黙症の事を知っている方が多いと思いますが、最近の私の症状はだいぶ人と話せるようになってきたけど電話の時に緘黙に似た症状が出てうまく話せないと行った感じです。

子供1人目の0歳の時は電話をかけるまでに何日もかかったり毎回半泣きで電話していました。
電話をかけずに直接行ってはいけないのだろうか?と思いながらも毎回ちゃんと言われたことを守って電話して行っています。場面緘黙症の方って人に言われたことやルールから外れてはいけないと思っちゃう方が多いのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、1人目の時は一回であれこれ伝えようとしていた。
私「すみません、あの、今日、2ヶ月の赤ちゃんの、予防接種でヒブの1回目受けたいんですけど、、、」
こんな感じでテンパりながら一回で全てを伝えて相手に聞き取ってもらえなかったりという事が多発しました。
毎回電話でドキドキして電話が終わった後落ち込んだり。
最近は一回で言わなくていいんだってことに気づきました。
「子供の予防接種受けたいんですけど」←これだけで良いことに気づいた。
そしたら相手が一つずつ聞いてくれる。
「なんの予防接種ですか?」「何回目ですか?」「今日ですか?」「お子様の月齢は?」とか
こちらも一個ずつ単語で答えれば良いから簡単でわかりやすい!

2人目生まれたし上の子も来年幼稚園行かせなきゃだし頑張らないと。

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posted by ひかり at 17:00| Comment(0) | 妊娠出産子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

場面緘黙初めてのバイト お仕事開始〜辞めるまで

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前回の記事からの続きです

〈前の記事〉
「場面緘黙だけど、アルバイトをしてみたい
場面緘黙がバイトに応募 電話にテンパる
場面緘黙初めてのアルバイトの面接

●お仕事開始〜辞めるまでの大まかな出来事のお話

なんだかんだあって入社
お仕事開始前は接客の仕事の話ばかりされていて、てっきり接客のお仕事だと思っていたが店長判断で喋るのが苦手そうだからキッチンでと言う事になったらしい
面接してくれた社員さんは私の事良くしてくれたけど店長さんや他の従業員は何であんな子入れたんだという態度で明らかに他の女の子達と話している時と私と話す時では態度が違う
お仕事開始してから「作るのが遅い」「動作が遅い」「トロイ」「声が小さい」「そんなんじゃこの業界で生きていけないぞ」と出勤する度に言われてた
「ここは学校じゃない。学校はお金を払って教えてもらう所だけど、ここではあなたの能力に対してこちらがお金を払っている。仕事は教えるけど挨拶とか返事とかここで教える事じゃない。」と厳しい事を言われたり、自分が人とうまく話せなかったり動けなかったりする事を悔やんだり
「こんなバイト早く辞めてやる!」って思いながらも何だかんだこのお店では1年半ほど働いた

当時の私は場面緘黙症という物を知らなかったけど人よりコミュニケーション能力が著しく低いことを自覚していてアルバイト先からあまり歓迎されていない事にも感づいていたので人の倍の仕事をしようと思ってバイトの日はとにかく沢山の仕事をこなそうと意識しながら働いていたらだんだん周りから認められるようになった
幸いシフト作成係が面接してくれた社員さんだったのでシフトに入れてくれないような事はなかったので仕事の希望は通り過ぎるほどよく通ってこんなにシフト入りたくないと思った事もあった

ある日、仕事の能力の大会があり店内大会での作るタイムで上位に入りなんだかサンドイッチ作り係で大会に出場する事になる
タイムは速くても見た目がトロく見える為かその他の項目が良くなかったようで大会ではいい成績は残せず終わる

ある日店長が変わった
店長が代わってから肉焼き係ばっかりだった
肉焼きの方が個人的には好きだったけど
ある日その店長に「今日は作る方ね」と言われ、すごい久しぶりだと思いながら普通に働いてた
その日の仕事が終わり事務所に戻ると
店長「遅いのかと思ってサンドイッチ作りから外してたけど他の子より速いよ。あなたの前にやってた子の時はまだかなーってすごい待ったもん。あなたに代わってからすごいスムーズだった。あなた性格損してるよ。」
褒められたけど性格損してると言われ、そうだよなぁと落ち込んだ

ここでのアルバイトはだんだん好きになっていたけど、高校卒業してから専門学校に入ったが続かずフリーターとなっていたので親に「いつまでフリーターやってるの」とよく言われていたのでどうすればいいのか分からず精神的に病み私はシフト希望を出さなくなりそのまましばらく休んでいたら「制服返してください」と電話が来たので辞めた形になった



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posted by ひかり at 02:40| Comment(0) | 仕事(アルバイト) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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